2008年4月8日火曜日

きょうからドームで楽天3連戦 スレッジ上昇気流 5番降格後は6戦で3割5分

日本ハムの選手は7日、今季初遠征を終えて北海道に戻った。仙台、福岡、大阪、神戸での計8試合では、スレッジの調子が上向いてきたことが収穫の一つ。遠征前の打率1割5分を2割3分9厘まで押し上げた。梨田監督も「だいぶ良い感じで(バットを)振れてきている」と好感触を口にする。8日からは札幌ドームで楽天との3連戦。助っ人の本領発揮に期待が高まる。  スレッジは遠征初戦となった3月29日の楽天戦で、来日初本塁打をマークし、今月5日のオリックス戦でも2号ソロを放った。いずれも勝利に結びつかず、“空砲”に終わったのは惜しまれるが、一発を秘めた打力を他チームにアピールした。  遠征前に打率が一時、1割を割った。主砲セギノールの後を受け、米大リーグのパドレスから移籍した元大リーガーも、変化球を多投する日本の投手の攻略に苦しんだ。なかなか調子が上がらないため、試合後に居残り、打撃マシンで打ち込んだ日もあった。  梨田監督は打線のつながりを重視し、開幕から8試合は4番だった打順を、遠征2カード目の今月1日のソフトバンク戦から5番に変更した。いわば「降格」だが、スレッジは「与えられたところでチームに貢献するだけ」と打順に執着しない姿勢を強調した。  これで肩の力が抜けたのか、日本の野球に慣れてきたためなのか、降格初日に早速、2安打を放って打率が2割を超した。  「4番」時代の8試合は打率1割5分4厘と振るわなかったが、「5番」としての6試合は3割5分の高打率。  中でも遠征を締めくくった今月6日のオリックス戦では六回、高橋に続く連打で勝利に貢献した。スレッジが再三、口にしてきた「調子は上がってきている」「状態は良い」「日本の投手に慣れてきた」との言葉も徐々に説得力が増してきた。


(北海道新聞より引用)

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