2008年3月6日木曜日

「手堅い攻撃試す」梨田監督

「広いな、のひと言ですね」。指揮官として初めて札幌ドームに立った梨田監督は、チーム練習中にこう漏らした。5日のヤクルト戦を前に「(打球が)フェンスを越えるのは難しい。小技もしっかりしないといけない」と、犠打を交えた手堅い攻撃を実戦で試していくと明言した。  日本ハムは、長打がなくとも犠打やヒットエンドランなどを複雑に絡ませて1点を取りにいく野球が持ち味。だが梨田監督は就任後、沖縄でのオープン戦2試合で犠打を試みる場面はほとんどなかった。「チーム本塁打3けた(100本)はいってほしい」と手堅い攻撃に長打力を加味する考えを示し、これまでは打者の力を見極めたいとの思いが見え隠れしていた。  ただ両翼100メートル、センター122メートルの札幌ドームでは「広い球場ならではの戦い方がある。いろんなことをしていかないと」と、指揮官は言う。これまで勝利に結びついてきた戦略も、あらためてテストする考えだ。  もちろん、オープン戦とはいえ本拠地初戦という意識は強い。「先に1点を取りにいかないといけない。初回に森本が(塁に)出れば(田中)賢介はバントさせる」と、梨田監督。本拠地での初采配(さいはい)は、あくまで勝ちにいくつもりだ。

(北海道新聞より引用)

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